
朝夕の風が心地よい季節になってきました。
強い日差しが印象的だった今年の夏ですが、やっと秋にバトンタッチしてくれる気配を感じますね。
秋冬への準備として、当クリニックでも10月1日から、インフルエンザとコロナワクチンの接種を始めました。
あまり知られていませんが、すでに佐世保市内にて新型コロナやインフルエンザA型の流行が始まっています。
特に65歳以上の方、基礎疾患(慢性呼吸器疾患、慢性腎臓病、糖尿病、がん、血液疾患)のある方、高度肥満の方で、
これまでにインフルエンザやコロナワクチンによる目立った副反応がなかった方はワクチン接種をお勧めします。
また今年から18歳以下の方は点鼻タイプのインフルエンザワクチンも選んでいただけます。
(当クリニックでは、小学生以下は点鼻タイプのみの接種になります。)
点鼻タイプは弱毒性生インフルエンザワクチンになりますので、ご質問などございましたら、クリニックまでご相談ください。
余談ですが、我が家の予防接種の思い出といえば。
まずは5人の子供たちの日程調整に始まり、夫婦で注射嫌いの子供達へワクチンの必要性について説明。
それでも注射は嫌だと言い張る年下組へ説得に説得を重ね、交渉(おかし100円まで!など)し、接種当日に漕ぎ着けます。
それでもほとんどの場合、5人中1人~2人が病院へ行く直前に豹変。
絶対行かないと騒ぎ、逃亡する子供を捕まえ再度説得、交渉(お菓子の金額は釣り上がっていく、、、)、
ギリギリの戦いの中、最後は私の怒り爆発、という流れで、、、接種が終わる頃には精も根も尽き果てていました。
接種直前にまだ小さかった息子が診察室を泣きながら飛び出し、福田がそれを追いかけて確保、なんて年もありました。
今となってはいい思い出ですが、当時はボロボロだったと思います。
今年は、点鼻タイプ登場のおかげで説得や交渉の必要もなくスムーズに接種することができたので、
その点は我が家にとってとてもありがたかったです。
自分のことはもちろんですが、周りの人を守ることもできるワクチン。
どうぞ皆様も前向きに検討してみてくださいね。
福田 裕子
(写真はインフル点鼻接種のデモ用で、手袋を着用していません)



